発電機の選び方

発電機の種類

発電機には、ガソリン発電機、ディーゼル発電機、LPガス発電機、カセットガス発電機などがあります。

ガソリン発電機

ガソリンポータブル発電機

メリット

出力が高く、種類も豊富です。低温環境下でも問題なく発電するのも強みです。

 

デメリット

ガソリン自体が非常に引火性が高いため、室内では使えません。

ガソリンの販売規制も厳しくなってきており、購入してから1か月以上経過したガソリンは劣化するため、保管が問題です。

ディーゼルほどではありませんが、騒音も気になるところです。


ディーゼル発電機

ディーゼル発電機

メリット

現場作業などパワーが必要なシーンで活躍しており、軽油を使用するのでガソリンに比べて燃料代が安く済みます。

 

デメリット

エンジン自体が大きく重いため、100kを超えてしまうものが多く持ち運びに適しません。

環境に有害なガスを廃棄し、騒音も比較的大きく、燃料も劣化による長期保存がきかないため家庭用や防災用よりも、業務用としての需要が多いです。


カセットガス発電機

カセットガス発電機

メリット

手軽に持ち運びもでき、カセットガスも簡単に手に入るため、防災用やキャンプ用として人気です。

 

デメリット

発電量も弱く、カセットガス2本同時セットタイプでも1時間程度しか持ちません。

手軽な反面、この点が防災等の非常用には若干心もとないと感じます。


LPガス発電機

LPガス発電機

メリット

燃料が劣化せず、長期保存が効きますので、災害の備えに最適であることがわかりました。

騒音や振動も比較的小さく、排気もクリーンです。

 

デメリット

東日本大震災以降見直されて各自治体でも導入していますが、まだ日が浅く、ラインナップが少ないことです。


その他注意点

インバーター付きの発電機を選びましょう

発電した電気を、家電製品で問題なく使えるようにするためにはインバーターできれいな「正弦波」に整える必要があります。

「LPガスは最後の砦」とは?

実はLPガスは過去の震災時でも圧倒的な強さを発揮しており、ライフライン断絶後もほぼ通常通り使えます。

 

*ガスボンベの中に入っている液体状のLPガス自体が直接着火することはありませんので、8㎏以下の小型ガスボンベは取り扱いに所定の注意をした上でならば保管も問題ありません。